自然な写真とは。。
よくHDR写真は不自然だと言われますが、果たしてそうでしょうか?
(派手にトーンマッピングしたらそうかも知れませんね~。あくまで常識の範囲内での加工の話ですが。)
それはきっと銀塩時代からの写真と比べて自然でないと言っているに過ぎないと思います。
例えばこの夕景の写真でも手前のタワーや建物が認識できますが、
このように普通に撮れば建物は黒つぶれして単なるシルエットに写ります。
それがいいという人も居ますが、それは自然であると言うこととイコールではなく単なる好みです。
問題は肉眼で見たときのものを忠実に再現しているかということだと思います。
実際肉眼で見るとちゃんと建物は認識出来ますし、白飛びする太陽周辺の雲も肉眼では形が認識できます。
しかし一枚の写真ではそれが再現できません。
今のカメラの技術では1枚の写真のダイナミックレンジ(明るさ暗さの限界値の幅)は人間の肉眼より低いのです。
それを補うのが本来のHDRという技術です。
その後、トーンマッピングで色々加工できるものが出来ましたが、あのインパクトのある絵のような質感も普通にとった写真からは再現できません。
以下、お台場潮風公園からの夕景です。
季節によっては噴水と夕日のコラボが絶妙な位置で楽しめます。
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