続いて足尾銅山といえばのもう一つの名所(?)の本山精錬所跡周辺。
川沿いに眺めることしか出来ませんが、周りの禿げた山だとか廃墟だとかがあり、結構生々しいです。
トタンは貼られてあるメンテもされているのでここは何らかの形で稼働しているのか管理サれているようです。
山肌がむき出しですが、山桜がところどころ咲いていているのが、救いになります。
葉がないのは常緑種じゃないからなのか・・。ただもう5月も近いわけだし、緑化しようとして植えた木が、結局育たなかったのかもしれません。
こうした廃墟があちこちにあります。べったべたにHDRレタッチするのが似合います。
精錬所の裏口っぽいところ。
建物の手前に線路が確認出来ます。
先日アップした足尾線のかつての終点なのでしょう。
旧古河橋。
渡れませんが、すぐとなりに新しい橋があります。そちらは車も通れます。
ほとんど葉がない。
足尾の公害は鉱毒を思いつきがちですが、それ以前にまず煙害が酷く、木が育たなくなり、そのことにより鉄砲水などの洪水が増えたことによる水害が最初だったようです。
水で土が流され岩肌がむき出しになっていて、さらに木が育たないというスパイラルに陥っていたようです。
現在も緑化プロジェクト進行中のようですが、上手くいっているようには見えませんでした。
精錬所付近。足尾の象徴のような煙突。
昔の写真を見るとこの煙突の周辺は建物だらけだったようですが、時間が経つに連れて建物はなくなって煙突のみが残っているようです。
河の対岸の市道から全景を見渡すことはできるのですが、間近で見ることはできません。
トラックも見えて現在も何らかの作業や管理は行われている模様です。
個人的には川の向こうまも見学コースを設けて、入場料とって管理し、自由に見学させて欲しいです。
ここらは岩肌がむき出しで土も少なく背の低い木ばかりが目立ちました。
最初の公害からは100年以上経っているはずなのですが、まだまだ終息していないようです。
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