黄金町から日の出町まで京急線高架下に沿って歩いてみました。
横浜で黄金町と聞くと、年配の人は特に如何わしい町、と言った印象を受けますが、私みたいに2000年に上京してきた人にとっては噂に聞く町と言った程度。
さらに最近ここらに来た人にとっては何の変哲もない住みやすい街なのかもしれません。
ここらが本格的に何も無くなったのは2006年ワールドカップ前でしょうか。
最近の黄金町を伝えるブログはやや不足していて今どうなっているのかわからないので、
きっと素材もあるはずと、2015年現在の黄金町を散歩してみます。
例によって夜。
怪しい町は夜歩くのが一番。
しかし交番も出来てて今では変な人も一切おらず安心。
ぱっと見は何も怪しくない。
黄金町駅を降りてすぐにある建物。早速変わった形状でここはよく見ると怪しさが漂います。
入口がたくさん。窓もたくさん。
奥には飲食店が・・。
ここが大岡川沿いの元特殊飲食店街のようです。
奥に進むと、かなり普通の、と言うかむしろおしゃれな明るいお店でした。
しかし同じ建物の裏手に回るとやはりおかしな形状。。
女性の名前の看板のお店が何件か。しかしここ数年というか相当前から営業している形跡は当然ない。
初音町商和会という看板があります。
ここら一帯の名前でしょうかね。
さらに進むとやはり入口がたくさんの建物。
意外と残っているものですね。
貸し店舗とか空き店舗といった張り紙が見受けられます。
この小さな部屋の形状じゃ買い手も借りてもつかないでしょう
ここも怪しい雰囲気。
一部はゴミ屋敷みたいになっているスペースも。
高架下はおしゃれなカフェや美術専門学校でとってもキレイです。
キレイなアート工房もあります。
かつてダークだった町を、真逆のイメージであるおシャレさやアートで上書きしようとするのはなんだか安易過ぎな気もしますが・・。
ここがどんな町であったか、歴史的事実は消せないわけで、一過性の努力じゃイメージは改善されないので、とにかく継続することが大切な気がします。
世代が進めばさらにイメージは良くなるでしょうね。
ただこのような土地は不動産価値的な部分では大ダメージなのでいくら一等地でもそこには現れてしまうのでしょうね。
大岡川を一枚。
ここらが日の出町駅です。
ここからは野毛を通ってすぐに桜木町。
海に向かうに連れクリーンな町へ。
桜木町は昔から最先端。ダークな世界からすぐ近くに真反対の世界があるわけですね。
正味20分程度、なかなか興味深い散歩が出来ました。
ちなみに今は子供だけで歩けるし、夜でも家族連れも多く、ファミリー向けマンションも次々に建って、むしろ住みやすい町へと変貌しているようです。
交番が高架下にあったり、変な人が一切いないのにパトカーの数も多く、むしろそこらの町より安全なのではないかと思われます。
使用機材
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