川崎区池上町
工場地帯の麓。川崎駅からバスで20分以上かかります。
駅から海側に進み、産業道路を超えると、周りには工場と倉庫しか無く、なんでこんなとこに人が住んでいるのかと不思議な感覚を覚えます。
昔キムタク主演のドラマの撮影もこの町の一部で行われました。

これがキムタクの父親の住む舞台の「つり幸」
実はここから一歩入るとはかなり訳ありの地域。

いきなり土手の狭い道。そして古いアパートが並びます。

何も知らずにドラマの聖地巡りをしていて、ここに来てちょっとお散歩と路地に踏み入ってしまうと迷子になってしまいます。
昔は近所に住んでいたけどここ通るのは水江町の工場地帯の夜景を取りに行く時とか、夜だったので近づきにくく、昼間はここらには用事がないので近寄ったことがなかった地域。
今回こうして初めてガツガツと足を踏み入れてみました。
このサイトは写真サイトなので、ここの複雑な歴史的経緯や事情は他サイトにお任せしますが、簡単に言うと在日の方々が住む地域ですが、いわゆる朝鮮部落とはまた違った事情を抱えているのがこの地域の特徴です。
というのも足を踏み入れてみると分かるのですが区画がバラバラ

グーグルアースで上空から見ても分かる通り住宅をぎっしりとカオスに詰め込んだ感じ。
このJFEが所有する土地に当時の住民の人達がこの区画を使って自由に使って家をどんどん建てて、行政も踏み入れない地域を作ってしまったという土地。

しかし、ここの住民は道が狭い、買い物できる場所がないなど、以外は不自由さも感じられない普通の水準の生活をしているようで す。

庭も日本人が住む路地と変わらないようにお花を楽しんだり、小さな畑を作って育てたり割りと普通。


しかしながら空き家と思われる朽ちた住宅も多いです。

立派な家もあり、建て替えも行われているよう。

広い道に出るとホッとします。。

しかしながら訳あり地域であるのは両サイドの建物を見ればなんとなく分かります。


先の広い道を隔てた地域の方がカオス度が高い気がします。


特徴的なのはこんな感じで立派な新しい家も多いこと。
けど、建ってる方角や区画はかなり適当。。
立て直すなら道を広くしようという発想は無いらしい。
そりゃそうか。自分だけ道広くする努力してもあまり意味ないし、家大きく作りたいですからね。
その辺りは行政の力が必要なのですが。。

やはりプロパンガス。
インフラも整っていない模様。

ここは異様・・
左側は窓のない家。奥は廃墟。
そもそも窓のない家は法律上建てることは出来ないはず。

やや広い道も。
ここなら車も通れる。

広い場所に出るとほっとするのですが・・

張り紙や注意書きがまた異様です。
「住民パワー」って・・





川崎に住んでいた頃この地域を避けていたわけではなく単純にまったく用事がない場所だから。
今回本格的に踏み入ってみましたが、決して危険な場所というわけではなさそうです。
ただカメラ片手に散歩しているよそ者をここの住民の人は心地良く思わなかったか。
そもそも人に会うことが少ないです。
近所通しで立ち話している住民や犬のお散歩している住民に少しあった程度。
聞こえる言語は日本語で住んでいる人も生活スタイルは日本人です。
しかし、こんな広い区画で無法地域が認められるなんて法治国家日本もまだまだ戦後ではない部分もあるのですね。
事情が事情、経緯が経緯なので、行政も土地所有者(JFE?)もなかなか強く言えないのかな。
この町は今後どのように変わっていくのでしょうか。
使用機材
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